九品仏の桜
2006年 04月 10日
今年の桜は長持ちですね。
桜のやさしい色の中にいると、自分までやさしい気持ちになれるのが好きです。
それを見るたびに思うこと。
きっと「足形が売られているに違いない!」
サクラをみて思い出すのは小学校の時の「国語」の授業。
染め物のお話で、サクラの染め物は、「花びら」から作るのではなく、樹皮を煮出して作ると。
桜の季節は一年の中でほんのひととき。でも、多くの人に笑顔を与えてくれる。
そのやさしい桜色は、花びらに現れるけれども、実はごつごつした樹皮に含まれている……
内面に隠れた、やさしく包み込ませる柔らかい色合い。
そんなふうになれるよう、日々精進、がんばらなきゃ!と自分に言い聞かせ。
桜の花でなく樹皮なのですねー。いい話ですね。
そういや、昔はアメリカシロシトリという蛾の幼虫がよく桜の木にたかっていたものです。樹の汁がおいしくて啜りに集まっていたのですが、可哀想に、踏み潰されると真っ赤な体液を流していましたね。あれも桜の樹皮の色だったのでしょうかね・・・今はまったく見かけなくなりましたけど。。
桜はほんとに綺麗ですね~。ああ。桜餅食べたくなっちゃった。